何年か前に銚子電鉄がぬれ煎餅を販売していて話題になりましたよね。
その時は「なんで電鉄会社がせんべいを?」くらいに思っていたんですけど、今調べてみたら資金難からぬれ煎餅を売っていた、ということなんですね。うん、そこまでは知らなかった。
なんだかんだ話題にもなってせんべいも売れて、挙げ句の果てには「ぬれ煎餅駅」まであっておっさんびっくりですよ。
さて。
そんなぬれ煎餅ですが、実は食べたことがありません。
なんとなく「湿気たせんべい?」くらいにしか思っていなくて、自分の中ではイマイチ未知の食べ物でして。
こちらの商品は店頭で見かけていたけどまだ食べていなかった。
ならいってみよう、ということで購入しました。
「新潟ぬれせんべい」という商品名ですが、ぬれせんべいは銚子市が由来だそうな。
銚子市は、米の名産地であると共に醤油の名産地であり、古くから煎餅を作るところが多く、近隣に煎餅の観光名所もある煎餅の産地でもある。銚子市の米菓店「柏屋」2代目店主の横山雄次が考案し、1960年ごろから規格外品の「おまけ」として頒布し始めた。
(Wikipediaより)
銚子と言ったら漁港くらいしか思い浮かばないけど、米どころでもあったんですね。
封を開けるとすぐにしょうゆの香りが漂うんですよ。
「生しょうゆ仕立て」の力でしょうか。
新潟ぬれせんべいを食べてみた
さて、初めてぬれせんべいを食べましたが、モッチモチですね。
「湿気たせんべい?」というのは、杞憂でした。
なるほど、いわゆる「せんべい」という感じではないけどこの食感は美味いです。
でもせんべいというよりはお餅に近い気もします。
せんべいもお餅も米からできているので近いのかもしれませんが、表面はせんべい特有の香ばしさや焼き加減による「パリっ」とした感触もほんのすこ〜しだけあったりする。
てことはやっぱりせんべいな訳ですよね。
なんというか、どうやって作っているんだろう?
普通に焼いてしょうゆに浸すとか?
私の貧困な発想力では想像が追いつきません。
しょうゆ味は濃いめですね。
せんべい自体は薄焼き(?)ですが中までしみています。
全体的に少し甘めのしょうゆ味です。
ただ、食べ続けると味、というか甘さ?がしつこいような。
連続して食べ続けるのはちょっとトゥーマッチな感じ。
甘めのしょうゆ味も悪くないけど、これが出汁しょうゆであればパクパクと食べたかもしれません。
んーそこだけ惜しい。ま、好みの問題ですけどね。
そんなしつこさを感じた時にお供になるのが、濃いめのお茶ですよ。
しっかりじっくり濃く入れたお茶とぬれせん、ベストマッチですね。
そんなぬれせんべい初体験。
しょうゆ以外の味もあったら試してみたいもんです。
「あげせんをぬれせんべいにしてみました」とか。
(そこまで行くと意味が分からなくなりそう)