(画像はイメージ、または理想です)
「せんべい」で検索すると、「せんべい汁」という単語が出てくるんですね。
何これ?と思って調べてみると青森の郷土料理、しかもB級グルメでもある。
しかも2012年のB-1グランプリで金賞を取っていると。ほ〜大したもんだ。
こんなサイトもやっているので当然気になりますわな。
でも神奈川在住の身としては青森は遠い。
ちょっと調べるとせんべい汁を出してくる店もあるんですけど、これまた当然近所には無い。
じゃ、作るか。
というわけで作ってみることにしました。
Contents
せんべい汁のレシピ
とはいえ見たことも食べたことも無いのでとりあえず検索してみます。
それでわかったことは、大体どこのレシピでも使われているのが
- にんじん、ごぼう、鶏肉、しいたけ、またはしめじ(きのこ類)
- 南部せべい
- だし汁
でした。
使う具材の細かい違いはあれど、大体上記のものを使えばいいんだということは分かりました。
しかし具材とだし汁はいいけど、南部せんべいはどこに売ってるか分からない。
amazonで買おうと思ったら翌日配送にはなっていなかったんですね。
早く作りたいのに。
さ〜てどうしたもんかな〜・・・。
アンテナショップなら売ってるかな〜・・・。
でも近所には無いんだよな〜・・・。
・・・
というわけで飯田橋にある「あおもり北彩館」まで行って買ってきました。
それにしてもアンテナショップって楽しいよね。
楽しいけど南部せんべいを買いに行ったのに余計なものまで買いそうになって危ないよね。
ちなみに後日隣の駅のスーパーをのぞいてみたら、普通に南部せんべい自体は売ってましたけどね。
それはさておき、これで作れるぞ。
たぶん正式な作り方とは違うかもしれませんが、
「大体合ってればいいでしょ」
くらいのノリで作ってみます。
ちょっと失敗してもそこは「男の料理」ということで多少ドンマイの精神で。
<材料> ※たぶん2〜3人前くらい
ごぼう・・・1/2本
にんじん・・・1/2本
もも肉・・・1/2
ネギ・・・1本
しめじ・・・1/2
南部せんべい・・・5枚くらい?
だし汁・・・800g
しょうゆ・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1
さあ、作ってみよう。
1 具材を切る
ごぼうは包丁の背で皮をとりささがきに切ったら水にさらしてアクを取ります。
にんじんはいちょう切りで。
ネギは斜めに切ります。
しめじは石づきを切ってほぐします。
もも肉は一口大に切っておきます。
2 具材を炒める
鍋に軽く油をひいて鶏肉を炒めます。
全面に焼き色が付いたらごぼう、にんじん、しめじを投入。
なんとなく全体が炒まってきたら次の工程へ。
3 出汁を入れる
事前に作っておいた出汁を入れます。
面倒なので今回はだしの素を使いました。
沸騰するまで中火で煮ましょう。
煮ている間は暇なのでアクを取ります。
4 調味料&ネギを入れる
しょうゆ、みりんを入れ、ネギを入れます。
ネギに火が通るまで煮ましょう。
軽く味見をして薄味だったらしょうゆ、みりんを足して調節してください。
5 南部せんべいを入れる
1枚を4つに割って入れます。
たぶん5枚分くらい入れたように思います。
だいたい3〜5分くらい煮たかな。
(音楽を聴きながら作っていたので1曲分煮ました)
せんべいが「クニュ」っとしてきたら完成ってことで。
せんべい汁を食べてみた
せんべいが汁を吸っていい具合に柔らかくなってるんだろうな〜くらいに思っていましたが、これはいい弾力ですねぇ。
「ギュゥッ」
としたしっかりした弾力ですね。とはいえ固いというわけでもありません。
食べる前はすいとんか麩に近いものかと思いましたが、どっちとも違いますね。
これに似た具材は、ちょっと思いつきません。
うん、好きだなこの弾力は。
もう少し煮ると柔らかくなるので、やわらかめが好きな人は調節しましょう。
私には3〜5分の煮方で良かったですね。これくらいのしっかりした弾力の方が好みです。
ま、食べているうちにも汁を吸うので、固めに煮ても丁度いいやわらかさになっていくでしょう。
汁物としてはオーソドックスな味なので、南部せんべいさえあればできると思います。
南部せんべいが無いからって普通のせんべいを入れるとたぶん失敗するのでオススメはしません。
南部せんべいって汁物の具にちょうどいいんですね。
鍋物の具にも絶対合うなー。
ちょっとした異文化交流をした気分になりました。
今回は「たぶんこんな感じ」程度に作ったので実際のせんべい汁とはたぶん違うところもあると思います。
なのでいつか答え合わせとして本物を食べに行きたいですね。
(絶対自分で作るより美味しいはず)
ところで作ってる時から思ったことがありましてね。
「というかこれ、汁物に南部せんべいを割って入れただけじゃね・・・?」
なーんてことは青森の人に怒られそうなので言いませんよ?
言いませんってば・・・。