私がよく利用するコワーキングスペースでこちらのせんべいを出してくれるんですよ。
こんなブログを書いているのでせんべいを出してくれるとちょっと嬉しいんですよね。
食べているときは特になんとも思わないんですけど、ある日ふと頭によぎりました。
「ここでよく食べるけど、レビューしてないじゃん」
それならば自主的に買って味わってレビューしてみましょう。
というわけで今回は「瀬戸の汐揚 海老味」です。
特に何も考えずに食べていたんですけど、心の奥底で
(美味いよね、これ)
とは思っていました。
店側は厳選して選んだわけではないと思いますが、地味〜にそのコワーキングスペースを利用する理由にもなっていました。
ところで袋の表には大きく「瀬戸しお」と書いてあるので、ずっとこれが商品名かと思っていました。
瀬戸の汐揚えび味を食べてみた
ふわっとサクサクな、軽い感じの揚げせんべいです。
海老の香ばしさも優しい感じで、ちょうどいい邪魔にならないくらいの海老風味ですね。
味の奥には海老の香ばしさだけでなく海老の身のコクも少し感じます。
そして、わりとしっかりとした塩味です。
シンプルな味わいなんですけど、この塩味で全体的に引き締まりますね。
優しめの海老風味を塩味がうまい具合にコーティングしてちょうどいい味わいになります。
と思ったら案外塩味にばらつきがありました。
こういうときは亀田のソフトサラダ同様に、塩味強めならアタリ、薄めならハズレと楽しんで食べています。
さて。
実際に食べてみて思ったんですけど、シンプルなのでレビューするのが難しいんですよね。
そのわりにはパクパクパクパク・・・と、食べだすと思いのほか止まらない。
はて?
これはどういうことだろう。
たぶん、この塩味の強さにかる〜い中毒性があるのかもしれません。
「お、塩味がうまっ」
と思って次を食べると、
「あ、塩味薄めの方か。それではもう一枚・・・」
といった感じであとを引くんですね。
そして主張しすぎないちょうどいい海老風味が、実は存在感が抜群なのかも。
一口食べて「美味い!」と思える味わいもいいですけど、目立たずとも確実にそこに存在する美味さというのもまた心憎い。
このバランスの良さは、お見事です。
というわけで、改めて味わってみると思った以上に気に入りました。
こういった控えめだけど確実にある存在感って、いかにも日本的ですね。
でもある意味「侘び寂び」的でスッと心に入っていきます。
ま、基本は塩味しっかりだから主張は強いっちゃ強いのかもしれませんけど。
これ美味しいですよねぇ。
せんべいの軽さ、溶けていくような食感は独特で唯一無二だと思います。
期間限定の味違いも美味しいです。
大々的に「○○味!」とアピールしているわけではないし、えびせんべい自体も色々あるんですけど、美味いですよね。
派手さは無いかもしれませんがもっと美味さを知られてもいいせんべいだと思います。